業界情報　弁護士

• 弁護士人口

  2021年現在、弁護士は、全国に43,257人います。

  資格人口はどのように推移してきたのでしょうか。

  ・1950年：5,827
  ・1970年：8,478
  ・1990年：13,800
  ・2000年：17,126
  ・2010年：28,789
  ・2020年：42,163

  直近５年間は毎年平均1,300名～1,800名弱が弁護士登録しています。
  今後も新しく弁護士になる人口増加はこのペースと予想されますが、一方で引退する弁護士もこの先出てきますので、全体の弁護士人口が増え続ける状況にはならないと思います。

• 最近の傾向

  弁護士の勤務する環境は、法律事務所かインハウスロイヤー（事業会社の法務職）が一般的で、このほかに独立・開業といった選択肢があります。

  ここ最近の傾向では、弁護士人口の増加に伴い、インハウスへ就職する人口も増えてきており、2009年は354名だったインハウスロイヤーが2019年には2,418名と10年間で15倍になっております。

  直近3年の1人事務所数は、下記の通りです。（）内の数は弁護士人口になります。
  ・2018年　10,038事務所(40,066名)→ 3.9人に1事務所
  ・2019年　10,374事務所(41,118名) →3.9人に1事務所
  ・2020年　10,525事務所(42,164名) →4.0人に1事務所
  と4人に1人の割合で開業している計算になります。

  今後も弁護士人口の増加に伴い、事務所の数も増加すると考えられますが、高齢化に伴った事務所継承や閉鎖の件数も増加していくことでしょう。